●ESL(English as a Second Language)とは
ESL(English as a Second Language)とは英語を母国語としない人々が第二母国語として英語を習得する為のプログラムです。アメリカの素晴らしい点の一つとして非常に充実した教育システムが挙げられます。そして、それは海外からやってくる留学生にも解放されており、やる気さえあればスムーズに大学やコミュニティカレッジ(短期大学)へ進学が出来る環境が整っています。
但し、教育を受ける為のある程度のレベルの英語力が要求されるのは言うまでもありません。その為に多くの留学生は、まず自分の基礎英語力を上げる為、またコミュニケーションスキルを身に付ける為に語学学校にまず入学する人が殆どです。その役割を果たすのがESL(English as a Second Language)なのです。
・一般にそのカレッジ/大学の入学許可がおりている人が受けるクラス。
・ESLが併設されていない学校もある。
・TOEFL(トフル)のスコアが「あと少し足りない」人向き。
・ESLの授業を受けながら、一般クラスも受講できるところもある。

この学校の一番の特長はELSの規定レベルを修了するとこれらの提携校にTOEFL試験免除で入学することが可能という点です。確認してみた結果、私が希望していた大学はELSと提携しているということなので渡米直前に受けたTOEFLのスコアに期待しつつも、念の為まずはELSに入学する事にしました。(結局、必要とされていたTOEFLのスコアが取れたので1ヶ月で卒業しましたが貴重な体験でした。)
●ELSランゲージセンター等の私立語学学校とは
・一般的にクラスは9段階(101~109)に分けられる。
・一学期が4週間単位なので、語学留学目的の人も多い。
・4週間ごとに審査があり、段階的にクラスが上がる。
・109を修了し、卒業テストで合格すると卒業できる。
※※それ以外に裏ワザとして地域のアダルトスクールに同時に通うという手もあります。
アダルトスクールとは、その地域に住む大人向けに趣味、仕事のトレーニングなど様々な目的に合わせたクラスを提供する組織のことでESL以外にもパソコン、料理、フラワーアレンジメント、絵画や写真など色々あります。ESLに関して言うと大抵無料で提供されています。そのため外国人の多い地域では受講するまでに数ヶ月待たされた人もいます。
違法滞在でなければ誰でもクラスをとることができるので知り合いも増えますから面白いかもしれませんね。ただし無料のプログラムですから授業のレベルに過度の期待をしない方が良いでしょう。
(例えば日本からの駐在員が多く住んでいるカリフォルニア州マウンテンビュー市のアダルトスクールは託児所が付いていて非常に人気が高いので受講できるまで随分と待たされるようです。)