アメリカの医療制度としくみ(歯科編)

歯科,保険,アメリカ アメリカでは医療保険と歯科保険は区別されていて、別途加入するようになっています。医療保険としか保険の一番大きな違いは、歯科保険の場合、給付を受けられるまでの待ち時間があることと、どの治療に対しては、いくらまでの給付が受けられるかという治療項目別の給付額が、予め設定されている事です。歯科保険の上手な使い方として、自己負担が少なくて済む定期検診や、クリーニングなどを小まめにする事により、大きな治療が必要にならないように心がける事が大切です。

●歯科保険を選ぶ時は以下の点に注意しましょう。
1)何がカバーされるのか
保険の契約内容により全てがカバーされるわけではないので注意が必要です。

2)免責自己負担分(ディダクタブル)の有無
治療にかかる費用のうち一定の決められた自己負担額が発生するのか。それはいくらか。

3)保険支払いの上限額(1年間)
その年に保険会社から支払われる金額に上限があるので注意しましょう。

4)加入後直ぐに保険の支払い対象にならない処置等
加入後一定期間待たないとカバーされない歯科医療サービスを確認しておきましょう。

 アメリカでは医療保険を購入するのも、健康管理をするのも全て個人の責任が問われます。ですからアメリカでは歯科医療に関しても予防や早期の治療に関しては自己負担額が少なくなるようになっています。歯科医の側も患者の口全体の健康、歯と歯茎の状態など総合的なケアを行うことによって常に良い状態を保ち、それが予防歯科につながり、その結果として医療費の抑制や患者の健康につながると考えているようです。

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