●クラスの登録(レジストレーション)の方法
授業登録期間が決まっていますから、その期間内に速やかに授業の登録を済ませましょう。さて、具体的なレジストレーション(授業登録)の方法ですが主に2通りあります。1つは学校のアドバイザーと相談しながら登録をする方法で、もう1つはインターネットを使ってオンライン登録をする方法です。
初めての留学なら、まずはアドバイザーと相談しながら登録する事をオススメします。アドバイザーに相談するにはアポイントメントが必要な場合もあるので、事前に調べておきましょう。また、オンライン登録の場合は学校のネットワークシステムにユーザーID(学生番号など)やパスワードを入力してログインしてから授業の登録を行います。
授業の登録が完了したら支払期日内に授業料を支払いましょう。支払い期日を過ぎると追加料金が徴収されたり、自動的に登録した授業がドロップされてしまう事もありますので注意しましょう。

●授業の追加とドロップ
アメリカの大学では授業登録締切日が過ぎた後でも授業の追加登録が可能です。追加登録の締切日を事前に確認しておきましょう。また、追加とは反対に既に登録した授業を削除することも出来ます。一般的にはクラスをドロップするという表現を使います。ドロップが可能な期間も事前に確認しておきましょう。特にドロップの場合は授業料が返金されるものとされないものの2種類があるので注意が必要です。
・授業料返金アリ(With Refund)のドロップ
所定の期間内(学期が始まってから2,3週間位以内)にドロップすると授業料が返金される。
登録したクラスのレベルや他のクラスとの兼ね合いなどを考慮した上で今学期の履修を諦めるのような場合、この時期にドロップします。成績の欄には『W』がつきます。(GPAには反映しません。)
・授業料返金ナシ(Without Refund)のドロップ
所定の期間内(学期が終わる3,4週間前位)にドロップする場合に授業料は返金されない。
この段階でドロップする理由は成績、つまりGPAが下がるのを防ぐ為です。悪い成績を取るとGPAが下がりますから、学期の終わり頃までの中間試験やクイズなどの結果が思わしくない場合にわざとドロップする事でGPAに悪い成績が反映されないようにするのです。
●授業のRepeat(リピート)とIncomplete(インコンプリート)
授業のリピートとは一度登録して履修し終えたクラスを、もう一度登録して勉強しなおす事です。専攻やトランスファー、大学院への進学を考慮してよい成績を修める必要があるクラスなどに再挑戦するような時にクラスをリピートします。
一方、授業のインコンプリートとは、やむを得ない事情でクラスに出席できなくなったような場合、次学期にもう一度そのクラスを取り直すことです。成績の欄には『I』がつきます。インコンプリートが認められるには様々な条件があるのでアドバイザーに確認しましょう。