国民年金には、日本国内に住所のある20歳から60歳未満のすべての人が加入します。老後の生活や、病気やケガで障害になったとき、夫に先立たれたときなどに基礎年金を支給し、経済的な支えを行うことを目的としています。国民年金はみんながお互いに協力して、将来の生活を支えあう制度です。
さて、アメリカへ長期間(一年以上)留学する人は転出届を住んでいる所を管轄する役所に提出するというお話を他の記事でしました。そこでお話したとおり転出届を提出すると国民年金の支払い義務がなくなります。転出届の提出によって日本での住民登録を一時的に取り消すことになり国民年金は任意加入となります。
任意加入という事は国民年金を支払わないという選択肢もあるということです。もし留学などによって、途中で国民年金を支払っていなくても最低支払い期間である25年間の支払いをしていれば年金を受け取ることが可能ですから、その点も踏まえて留学中の国民年金への任意加入について考えておきましょう。
こちらに書いたのはあくまでも留学に際しての概要説明になりますので、国民年金についての詳細は社会保険庁のサイトなどで調べてください。
関連リンク
●住民票の転出届について
●国民健康保険(略称 国保)について