留学先が決まったら直ぐに手配したいのが滞在先です。初めての留学であれば、主な選択肢は以下のどれかでしょう。滞在先探しについては大抵どこの学校も何らかの協力をしてくれますので、まずは学校の事務局と連絡を取ってみましょう。
(1)学校の寮
(2)ホームステイ
(3)アパート
では、それぞれの長所・短所をみてみましょう。
(1)学校の寮
寮は自分の通う学校のキャンパス内、もしくはキャンパスのすぐ近くにあります。多くの場合コミュニティカレッジ(短大)に寮はありませんが、私立や大きな州立四年制大学にはたいてい寮が用意されています。
【長所】
・学校に通うのが容易である。
移動手段を持たないうちは本当に便利です。
・食事には困らない。
殆どの場合、寮のカフェテリアはバイキング形式なのでお腹いっぱい食べられる。
・友達をつくりやすい。
部屋は一人部屋か二人部屋を選べますから二人部屋を選べばルームメイトもできます。
【短所】
・食事があわない。
アメリカの食事がどうしても馴染まないという人もいるかもしれません。
・日本人が多い場合も。
寮の中に日本人が多いとどうしても一緒に過ごしてしまいがちになる傾向があるようです。それも良し悪しかもしれませんが、日本語ばかり使って生活するようになってしまう可能性も有ります。
・お酒とタバコ
私はどちらも苦手なので、それらがなくても苦になりませんが、寮の規則によっては禁酒/禁煙の場合もありますので事前に確認した方が良いかもしれませんね。
(2)ホームステイ
ホームステイはアメリカ人の生活の一端を見ることができる絶好のチャンスです。ホームステイは滞在先ホストファミリーによって当り外れの差が大きいのも特徴です。ホストファミリーも白人の家庭やアフリカンアメリカンの家庭、ペットが沢山いる家庭など当たり前ですが実に多様です。その代わりホームステイ先を選択する際はある程度希望が出せるようになっています。猫アレルギーだから猫がいない所がいい、というようなことは事前に考えて希望を出しましょう。どうしてもホストファミリーと相性が合わないときはステイ先の変更も可能です。
【長所】
・アメリカの文化や生活をじかに体験できる。
アメリカ人の食生活や家族のつながり、休日の過ごし方などを家族のメンバーとして体験することができます。英語を使う機会にも多く恵まれスピーキングやリスニングの練習に最適と言えるでしょう。
・生活費が比較的抑えられる。
滞在費や食事代などは、ホストファミリーと相談して決めます。
【短所】
・人間同士なので衝突もあるし、気が合わないホストもいる。
どうしてもホストファミリーと相性が合わないときはステイ先の変更も可能です。
・ホームステイ先が学校から遠い場合がある。
バスを何度も乗り換えなくてはならないこともあるでしょう。
・食事がどうしても口に合わない場合もある。
食事はホストファミリーと同じものを食べるので、あまり選り好みはできません。ただし食べ物の好き嫌いやアレルギー等は事前に知らせておけば大丈夫です。
【ホームステイの守るべき基本的なルール】
・寄宿する間は家族の一員となる事が基本である。家族の一員である為遠慮せず、自分の意見はきちんと述べる。
・出来るだけ積極的にコミュニケーションをとる。
・出来るだけホストファミリーと一緒に過す。
・家で食事を取らない場合は、ホストに事前に伝える。
・帰宅が遅れるときは、連絡して用件を伝える。
・ホームステイを終了する時は、自分の荷物を全てまとめ、部屋を整頓する。
・全ての交通費、電話の通話料金は自分で支払う。
・衣服の洗濯に関しては、事前に尋ねる。基本的には自分の服は自分で洗濯する。
・文化の違いなどからトラブルが起きる事もあるが、ホストファミリーから不当な要求をされた場合には毅然とした態度で断る。
(Wikipediaより引用)
(3)アパート
言うまでもなく初めての留学で直ぐにアパート暮らしというのは現実的ではありません。なぜなら日本でアパートを探すのと同様、実際に現地を見てみないことには決められないですし、賃貸契約、水道や電気、電話、インターネットの手配など雑多な手続きがが発生します。それらについては別の機会に触れることにします。
【長所】
・プライバシーが守れる。
自分の生活のペースが守れるというのは、非常に快適なものです。
・食事も好きなものを食べられる。
共同生活では周囲の人が嫌がるような臭いの食べ物(納豆など)も堂々と食べられます。
【短所】
・費用がかかる。
食費、電気・ガス代、水道代などがかかる。
・近隣住民とのトラブル。
周囲に非常識な人が住んでいればそれらの問題にも対処しなくてはなりません。