単位制【Credit】とは
アメリカの大学は単位制を採用しています。簡単に言うと大学に入学したら自分の勉強したいクラスを取って、そららのクラスをキチンと修了するとクラスごとに決められた単位が取得できます。そして、卒業に必要な単位を取得し終えると晴れて卒業できるという仕組みです。
卒業するために取らなくてはいけない『単位数』は、各大学で決められています。日本と大きく違う点は卒業に最低4年間かかるというのではなく、アメリカの大学では卒業までにかかる時間がその人の履修の仕方(単位の取り方)によって異なるというところです。卒業に必要な単位数ををどのようなペースで取得していくかは個人の判断によって決めます。何を勉強して、いつ頃卒業するのかといったことも自分で判断して決めるのです。
例えば、卒業までに必要な単位が120単位あるとします。これを毎年30単位ずつ取っていくと四年間で卒業できます。また年間40単位のペースで勉強していくと約3年で大学を卒業できます。年間25単位ずつのペースでいくと卒業までに約五年かかるということです。
もう少し具体的に単位について説明しますね。4単位の数学のクラスがあるとします。この場合は「数学の授業が1週間に4時間(4回の授業が)ある」ということです。つまり「1週間に何時間授業があるか」によってそのクラスの「単位数」が決まります。これを積み重ねることによって卒業へ一歩ずつ近付いていくのです。
ところで取得単位数には規定がある場合があります。例えば「1学期間に12単位以上取らなくてはいけない」とすると12単位以下しか取れなかった場合、退学になる可能性がありますから注意が必要です。履修を開始する前に必ず大学の資料を確認するか、分からなければ大学のアドバイザーに相談しましょう。(留学生を受け入れている大学であれば大抵『international student office』のような部門があります。)
※留学生の場合、学生ビザはアメリカで『学生である』ことを条件に滞在が許されるものです。学生であると認められるためには各国で定められた授業数・単位数以上を登録、履修する義務があります。
〈語学研修の場合〉
20時間/週以上
〈学部の場合〉
12単位以上